【イエナガ】アンチエイジング医学!NMN・GLS-1阻害薬・細胞のリプログラミング
2022年12月9日放送の漫画家イエナガの複雑社会を超定義でアンチエイジング医学について紹介されました!
Contents
NMNで命大事に健康長寿?
線虫とヘテロクロマチンアイランド仮説
線虫のある遺伝子を変異させると
寿命が2倍も延びたという研究結果が。
ワシントン大学医学部発生生物学部門・今井眞一郎卓越教授は、
人間にも老化や寿命をコントロールしている遺伝子があるのでは?と考えたそうです。
それがヘテロクロマチンアイランド仮説。
ヘテロクロマチンアイランド仮説とは
歳をとるとさまざまな病気にかかりやすくなるのは
特定の遺伝子に不具合が起こるせいなのでは?
という仮説。
サーチュイン遺伝子
そして酵母菌の研究から
ヘテロクロマチンアイランド仮説とよく似た仮説が出されたとのこと。
論文を書いたレオナルドガレンテ教授を尋ね、
一緒に研究を続け、
酵母菌から
「全ての生き物に存在するある遺伝子が
寿命や老化をコントロールしている」
ということを発見したということ。
その遺伝子の名前はサーチュイン遺伝子。
NADの減少が老化の原因?
NAD=ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド
命大事モードのボタンをONにするのがNAD
しかし80年経つと
ボタンが押されなくなってしまう。
なぜかというとNADが激減しているから。
このNADの減少こそが老化の原因だと考えられたそうです。
NMN
では、NADが足りないなら
NADを補えばいいのでは?
そこで目をつけたのが
体の中に入るとNADに変身するNMN。
NMN=ニコチンアミドモノヌクレオチド
NMNはエビやブロッコリーやアボカドにも
ほんの僅かだけど含まれている栄養素。
NMNはNADに変化するので
命大事モードの発動確率が下がらない。
NMNをマウスを投与したマウスは
身体機能の低下が抑えらることがわかったそうです。
人間に例えると、
60歳が40歳くらいの身体機能に戻るのに匹敵するとのこと。
そして歳月を経て、研究を行い、
人間への投与の安全性と効能を
世界で初めて発表したのが2021年だということ。
今井眞一郎卓越教授によると、
血糖値を下げるのにインスリンと呼ばれるホルモンが重要ですが、
このホルモンの効きが筋肉で25%上昇したそうです。
すでに筋肉の力や歩行を促進する作用があるということも報告されているとのこと。
もうあと5年ほどで、
非常に多くのことがわかってくるのではと考えているそうです。
この時点でNMNが本当に人における抗老化作用があるのかということが
わかってくるとのこと。
老化細胞除去薬【GLS-1阻害薬】
老化細胞を一掃する薬。
老化の治療を目指す研究。
老化細胞は、
本来なら排出されるはずなのに体内に残ってしまい、
関節の痛みの一部や認知症などの
さまざまな原因になる可能性があるそうです。
そこで老化細胞を除去する薬についての
研究が進んでいるとのこと。
GLS-1阻害薬に老化細胞を除去する効果?
2021年、東京大学医科学研究所の中西真教授は、
GLS-1阻害薬に老化細胞を除去する効果があることを
発表したそうです。
2040年までにGLS-1阻害薬で
人間の抗老化実現を目指しているとのこと。
細胞のリプログラミング
夢の若返り技術が現実に?
IPS細胞で知られる山中伸弥教授が発見した
細胞のリプログラミングという
究極の若返り技術。
老化した細胞に対して
ある4種類の遺伝子を注入することで
細胞が初期化し、元気になるそう。
再生医療だけでなく、
アンチエイジングの分野でも研究が進んでいるそうです。
まとめ
こういった若返りに対する技術は良いことばかりではなく、倫理的な議論も必要とのこと。
ですが、安全に技術を取り入れることができたら、夢しかないですよね♪
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